到着したその日、友人は学校で忙しかったので ひとりでホテルの近所の散歩に出掛けてみました。 す、すると。 人はたくさんいるのに歩いている人はいないし なんだかみんなが私のことをジッと見ている気配…。 お気軽に楽しく散歩、という雰囲気ではなくて そそくさとホテルに帰ってきたのでした。 まず、日本人は歩くのが速いのでとても目立ち インドネシアの人は「なんだろう?」と思って見るらしい。 次、インドネシアの人は人と一緒にいるのが大好きなので あまり一人で行動しない。 で、ひとりで歩いている人がいると「なんだろう?」と思って見るらしい。 そして、インドネシアの人はあまり歩いて移動しない。暑いせいかも。 自転車、バイク、が主。 で、歩いている人がいると「なんだろう?」と見るらしい。 ほほう。。。。 ひとりで過ごす日は市内を歩いて回ろうと思っていた私に いきなりの試練ですよ。。。。 これからどうしたらいいんだ。。。。 そこで何とかマスターしたのが「べチャ」 自転車の前にベンチみたいな座席を付けた乗り物です。 まず友人と一緒に乗って作法を教えてもらい インドネシア語は話せないので、メモ帳に行き先や値段表を書いた物を持ち さ~て出発♪ トゥルットゥル~♪ べチャからの町の景色です。 右のオバサンのように私も乗っています☆ 自転車漕ぐ人の前に座席があるので、景色を遮るものが何もなくて なかなか刺激的な感じ。 何て言うか。自分が「ナマ」で走ってる感じ? 右下に見えるのが私が乗っているべチャのタイヤです。 そして人力なので、なんともマヌケなスピードです~ このべチャ、ボロボロのがあったかと思うと綺麗な絵が描いてあるのがあったり 見るだけでも楽しいです。 そしてなんと言っても人力なので、人によってスピードも違う。 若者が速いってわけでもないのが、また可笑しい。 料金のメーターなんてもちろん無くて、交渉で値段を決めます。 でも交渉と言っても、だいたいの相場があるので その相場の距離と値段を体で覚えるわけです。 ちょっと乗るくらいで、5000~10000ルピア(60円~120円) これを乗りながら「むーん。ちょっと遠いから10000かな」なんて考えるわけ。 地元の人は安く乗ろうとするから、感覚でギリギリを渡して それをべチャのおっちゃんが黙って受け取るか、もっと、と言うか。 私は言葉も分からないのでいつも多めに渡していて 大抵のおっちゃんは「にか☆」っと笑うのでした。 乗り慣れてしまえばこのべチャがとても気に入って 別にどこに行かなくてもこれに乗ってグルグル走ってれば満足と思った程です。 程よいマヌケなスピード。 窓もないので風も心地よくて。
by mmiizzz
| 2007-12-17 19:54
| インドネシア
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