フレスコって、あの華やかなイタリアっぽい宗教画のこと?とか 壁画のイタリア語?とか 思っている人は多いかもしれません。 実は私も正確には知りませんでした。 フレスコ画には何種類かあるのですが 基本は石灰の上に絵を描く技法、ということです。 いま私が教えていただいているのは「ブオン・フレスコ」 絵の具というのは顔料に接着剤を混ぜた物で その接着剤は、油絵の具は油、水彩絵の具はゴム、そして日本画はニカワなのですが ブオン・フレスコは接着剤無しで、顔料を水で溶いてそのまま使います。 濡れた石灰の下地に絵を描いて その石灰が乾くときに起こる結晶作用で薄い透明の膜が出来て 顔料が閉じこめられると。 えーだからですね。 フレスコは石灰の下地を作ったら、それが乾く前に絵を描かなくてはならないのです。 さて本日も先週の続き、美術館の講座で黙々と、黙々と、作業です。 乾く前に仕事を完了できる分だけ下地を作っていきます。 下絵の上に 半分だけマルタ(石灰+砂) を塗ります~ そして必死で色を塗り、本日分完成。 下地が乾いて膜ができてしまうと色が入らなくなってしまうので大変です。 何時間も休み無しの作業で、正直しんどい。。。 きょうも、へとへとです。。。 大きな壁画や天井画も、こうして毎日つないでつないで作るそう。 へえ~へえ~、ですよね。 ※顔料に接着剤を混ぜて描いてあるフレスコ画もあります。 アトリエカラシ
by mmiizzz
| 2007-10-09 23:12
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