2度目の川村記念美術館。 都内からはちょーっと遠いけれど、とても素敵な美術館です。 またまたいつもの悪いクセで、 どうしても見たかったマーク・ロスコ展にギリギリ行ってきました。 今回のシーグラム壁画は見逃すわけにはいかないっっ。って言う割にギリギリ。苦笑。 ピカソや、シャガールやは前回かぶりつきで舐めるように見たので サラッと流し(贅沢)ロスコを目指します。 ちょっと暗めの照明の、広くて天井の高い部屋に、ロスコの大作がずら~っと。 こうして囲まれて中に佇むと ロスコを見るときに感じる目眩っていうか、気が遠くなるような感じが倍増です。 自分が何処にいるのか、今が何時なのか、 そのようなことがどんどん薄れて画面のなかに引き込まれていく。 う~ん、う~ん。気持ちいい。 ロスコの手紙の展示もありましたが、 あまりおおらかとは言えない性格だったようで。 疑い深く、しつこいです。 このシーグラム作品群の展示方法に異様にこだわっていますね。 たぶん、インスタレーションの感覚なのかな。 でも、今まで私が見たロスコの作品は 今回を除けば、たぶん彼が許せなかった展示方法だろうけど、 それでも私は充分に感動しました。 どんな環境で展示されても、ものすごく力のある作品なのに、 ちょっと心配し過ぎだったのでは。。。 もうちょっと緩く構えて、長生きをすればよかったのにね。。。 今回の展示はロスコの晩年の作品が中心で、色数が少なく研ぎ澄まされた感じ。 カラフルなものも好きだけど、しみじみ良かったです。 常々思って居るんだけど、小説家と映画監督は若いときに傑作が出る。 でも美術家はだんぜん、晩年勝負。 わたしも長生きしてがんばりましょう~ アトリエカラシblog版
by mmiizzz
| 2009-06-12 01:41
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