真夜中に立川談志のドキュメンタリーの再放送をやっていて 朝方までついつい見てしまいました。 私は「頭山」みたいな非現実系や与太郎ものが好きで、 だって「有り得ないことをさもホントに見えるように話す」って落語ならでは、でしょ? で、実は立川談志の18番といわれる「芝浜」とかの 泣いて笑って人情話系はあまり好きじゃなかったのです。 だから、立川談志を生で聴きたいとはあまり思っていなかった。 でもお亡くなりになって、そうしてドキュメンタリーなんか見ちゃうと ああ。やはり一度は見たかったってつくづく思いました。 「これは好きではない」という思い込みが 自分の世界を狭くする、と感じました。 それにしても噺家がはなしを忘れてしまうというのは なんとも悲しいことです。 年齢を重ねて 体のキレがなくなるアスリート、高音が出なくなる歌手、 そしてはなしを忘れてしまう噺家。悲しいことですね。 その点、絵描きは死の床で遺作を描いたりするから恵まれてるけど でもやはり衰えと戦いながらもがいていくのでしょう。 ほとんど視力を失ってから「睡蓮」の連作を完成させたモネのように 私も根性を見せなくてはいけません。 ◆今後の予定◆ ☆個展 「みみをすませば」 2012年2月16日(木)~19日(日) ギャラリーhako (代々木上原) 12:00~21:00 (最終日~19:00) ギャラリーhako ☆個展 2012年7月24日~29日 ギャラリーサロンドフルール (南青山)
by mmiizzz
| 2012-01-19 10:54
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